JAPIA LCI算出/製品環境指標ガイドライン

JAPIA LCI算出ガイドライン 第2版


昨今、国内外での他業界で広がりつつあるカーボンフットプリント、スコープ3などへの対応が自動車業界でも見られ、OEMのサプライチェーンの一部である部工会会員会社への対応要求が出されつつあります。

こうした動向へ適切に対応していくために、部工会としての効率的なライフサイクル環境負荷量算出(製造段階および使用段階))の考え方を「JAPIA LCI算出ガイドライン 第2版」としてまとめました。

特に中間製品の使用段階の評価方法の体系化は、自動車業界として新しい試みであり、これにより自動車部品およびこれに関わる事業活動の環境影響がより可視化され、会員各社の環境経営が一層進展することが期待されます。ぜひともご活用いただきますよう、よろしくお願いいたします。


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▼ガイドライン(英語版)LCA Society of Japan



ガイドラインに沿った計算ツールは、下記の通り公開しております。
 

LCI算出・集計ツール


下記の製造段階LCI算出ツールと使用段階LCI算出ツールとを連動させ、自社製品の環境性を客観的に評価するためJAPIA標準品との比較ができる機能も装備しました。また連続的に複数の製品のLCIが算出できます。
会員サイトに掲載してありますので、会員サイトより入手くださいますようお願いいたします。

製造段階LCI算出ツール


会員サイトに掲載しておりますので、会員サイトより入手くださいますようお願いいたします。


 

使用段階LCI算出ツール


下記より入手くださいますようお願いいたします。

使用いただく際には、必ず利用規約をお読みください。

バージョン変更情報(ver 2.0.8) 更新日 2021年5月28日

使用段階LCI計算ツールを改定しました。
主な変更点
・空気抵抗による負荷計算に対応(外装部品など)
・使い勝手の向上

※バージョン変更情報(ver 1.5) 更新日 2018年4月20日
 

製品環境指標ガイドライン

製品環境指標ガイドライン第2版発行


自動車部品の開発では、環境負荷低減とともに安全性・運動性・快適性など基本性能の向上が求められています。そこで、「環境性」と「製品価値」の両立性を数値(効率)で表し、従来品と新製品との環境性と技術進歩を測る「ものさし」として活用しようと考えました。これが製品環境指標です。その構築にあたっては2005年度から取組み、2007年3月に部品業界への普及を目的に「製品環境指標ガイドライン」としてまとめました。

この製品環境指標ガイドラインの公開から約1年を経て、この度、大幅改訂した第2版を発行致します。第2版では会員会社の皆様に製品環境指標を広く導入して頂くために、導入のメリットや活用方法を《導入編》としてまとめました。また簡略化した環境負荷算出方法、指標算出事例を追加し内容の充実を図っています。これから環境指標を導入されようとする皆様は大いにご活用下さい。

なお、製品環境指標を導入するに当たってのご質問やご意見等は、ガイドラインの最終ページにあります発行先にお寄せ下さい。

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<参考資料>

自動車部品における環境負荷削減貢献度合い算出方法ガイドライン
自動車部品における環境負荷削減貢献度合い算出方法ガイドライン
第1版発行


 本ガイドラインでは、自動車部品における環境負荷削減貢献の定量的な算出の考え方について述べる。比較対象となる標準自動車部品の設定方法等については附則に記載する。環境負荷削減貢献の考え方を明確化することは、自動車部品における環境負荷削減の貢献を主張するのみならず、製品製造においての環境保護への取り組み姿勢(例えば、従来製品よりも新製品では製造段階の環境負荷が増加しているが、使用段階での環境負荷削減貢献度が高くなる場合など)を従来よりも効果的に明確にできると考えられる。

 自動車部品のそれぞれの環境負荷削減貢献が新型車両として一つに集合して、自動車全体の環境負荷削減になる。最終的な車両における環境貢献評価だけではなく、各自動車部品の開発設計の過程における削減貢献量の明確化は、自動車部品業界の環境活動の更なる促進につながると期待する。

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