【会員限定】「JAPIA会員向け欧州電池規則 (車載用電池カーボンフットプリント)説明会」のご案内

【会員限定】「JAPIA会員向け欧州電池規則 (車載用電池カーボンフットプリント)説明会」のご案内

 

 平素は当工業会の委員活動にご協力をいただきまして誠にありがとうございます。
2023年8月「欧州電池規則」が発効され、要件の一つであるカーボンフットプリント報告の義務化が来年2025年に迫る中、本年4月、電気自動車用電池向けのカーボンフットプリント(CFP)細則(ドラフト版)が公開されました。本細則は、車載用電池のCFP算定・検証の方法論を示すものであり、公開後は各ステークホルダーからの意見を募集するパブリックコメントも募集されました。当JAPIAといたしましても、主に国内部品サプライヤーの競争力維持の観点から要望をとりまとめ、去る5月に欧州委員会に提出しております。

 さて、欧州電池規則が定めるCFP算定・報告のルールは、ISOで標準化されているLCA(ライフルサイクルアセスメント)と呼ばれる、環境への負荷を資源調達から廃棄・リサイクルまでも含めた製品のライフサイクル全体で評価するための方法論に基づくものです。欧州委員会は、今後もLCA手法に則った環境負荷報告の義務化を車載電池以外の電池、さらには完成車や他産業の製品にも広げようとする動きが伺えます。

 しかしながら、LCAは使われる用語や技法の特殊性もあいまって、決して分かり易いとは言えず、今回公開された細則(案)も理解や解釈するうえで悩む点が少なからずあるというのが我々の実感です。そこで、当該細則(案)について、我々なりの解釈も織り交ぜながら整理しまとめた内容を共有させていただくことで、制度対応に向けて尽力されている関連事業者の皆様が適切にご対応いただくための情報提供は勿論のこと、それ以外のメンバー企業の皆様におかれましても、欧州電池規則を一つの事例と捉えながら今後のLCA対応や、ライフサイクル全体でのバリューチェーン間のデータ連携のありかたを考える一つのきっかけになればとの思いからセミナーを開催することといたしました。

ぜひ、多くの皆様に参加いただきますようお願い申し上げます。

1.日時・開催方法

日 時 開 催 方 法
2024年7月25日(木) 14:00~15:00  「Zoom」でのオンライン開催(定員300名)


2.プログラム(都合により変更する場合があります)
(1)算定ルール
 ・ データ収集の目的
 ・ 対象となるライフサイクル段階
 ・ データ要件
 ・ 対象となる工程
 ・ 必要なデータ項目
 ・ データの品質評価
 ・ カットオフルール
 ・ 配分ルール
 ・ 電力の扱い
 ・ リサイクルの扱い
 ・ 輸送の扱い
(2)検証
 ・ 検証される主体と内容
 ・ 会社固有データの連携方法

講演者:データ連携部会 啓蒙啓発支援WG 渥美リーダー(株式会社アイシン)

3.要領
 対象者:今後、自社で電池CFPの業務を推進される方、ご指導される方
(例:自社のネットワークを用いてCFPの入力業務を推進される方、ご指導される方)
 ※本件は電池CFPの講演になりますが、いずれ来る車両CFPでも役立つ内容になっていますので是非ご視聴下さい。

 参加費:無料
 申込み:会員専用ページから申し込み下さい。
 締め切り:2024年7月23日(火)   
 ※開催URLは24日(水)に送付致します